泌尿器科
概要
入院・手術
侵襲の少ない診断、治療を目指し、積極的に腹腔鏡や内視鏡を取り入れています。特に腹腔鏡手術においては、その件数、内容ともに日本有数であり、年々件数も増加しています。
平均入院期間は10日前後です。手術後のなるべく早い社会復帰を目指し、多くの手術を腹腔鏡で行っています。
外来での検査
外来での膀胱鏡検査では痛みの少ない軟性鏡(ファイバースコープ)で行っています。また前立腺生検もほとんど外来で行っています。
確実な治療効果を目指します
癌に対しては抗癌剤による化学療法、手術療法、放射線療法、免疫療法を組み合わせた集学的治療を行い、その確実な治療効果を目指して検討を重ねています。
対応疾患
前立腺肥大症、尿路性器癌(前立腺癌、膀胱癌、腎盂尿管癌、腎癌、精巣癌)、副腎腫瘍、尿路結石症の治療を中心として、尿路通過障害に対する内視鏡治療や、小児ならびに婦人泌尿器科疾患の治療を行っています。
外来受診日と担当医
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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![]() ![]() 初診・再診 |
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1診 | 奥村和弘 | 川西 | AM.前田純 | 奥村和弘 | 手術日 |
2診 | 藤原真 | 髙島 | 川西 | 髙島 | |
3診 | 髙岡 | 藤原真 | AM.宮崎 | 髙岡 | |
4診 | 舟橋 | 不定 | 渡邊 | ||
備考 |
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特色
平成29年の入院患者延数は7,506人、外来患者数は25,574人、総手術件数は640例でした。
腹腔鏡手術の特徴は、傷が1cmと5mmと小さく、美容に優れている他、痛みが軽く、体に負担が少ない、出血量も少なく、術中、術後の合併症もほとんどない。これらの事より早期の社会復帰が可能となる手術方法です。当院 での手術成績は、腎癌や前立腺癌では従来の開放手術と比べると出血量は明らかに少なく、手術時間はほとんど変わりません。
治療成績においても前立腺癌における再発率は従来の開放手術と比べやや良好な成績が示されました。
一方で非常に進行した腎癌、精巣癌などに対しては積極的に拡大手術を行っています。必要があれば消化器外科や心臓血管外科と共同し、開放手術で対応しています。
癌に対しては手術療法のみならず、患者の状況に応じて、放射線療法、抗がん剤による化学療法、免疫療法、分子標的薬などの治療を選択しています。場合によってはこれらを組み合わせた集学的治療も行っています。
基本的に科学的根拠をもとに治療方針を検討していますが、患者の希望や社会的背景、生活の質も考慮し方針を決定しています。スタッフ間の意思および治療方針の統一を目的に、回診やカンファレンスを行っています