臨床検査部
血液検診のご案内
血液検診とは
「健康は気になるけど、受診するのはちょっと…」と思うことはありませんか?
血液検診では、あなたの気になる検査項目を簡単・気軽に調べることができます。
外来診療棟にて実施しております。
対象
規定は特にありません(どなたでも受けていただくことができます)。
血液検診の流れ
- 1階 総合受付(04)で申込
※ 予約は必要ありません。当院の診察券をお持ちの方はご持参ください - 4階 総合検査室(48)で採血
※ 採血等が終わればお帰りになれます - 1階 計算窓口(09)の後、会計(05)へ
※ 保険外診療(自費)となります - 約1週間後にご自宅へ「検査結果」をお送りします。
※事前に記入していただけます。総合受付にご提示ください。
受付時間
- 月~金曜日(13時~17時)
お知らせ
2021年3月27日(土)をもって土曜日の受付は終了いたしました。
内容・検査項目・費用
No | 内容 | 検査項目 | 費用(円) |
---|---|---|---|
1 | おすすめセット(2~7) | 13項目 | 3,200円(税込) |
2 | 血糖(糖尿病)が気になる方へ | 血糖値・ヘモグロビンA1c* | 600円(税込) |
3 | コレステロールが気になる方へ | LDL・HDL・中性脂肪* | 600円(税込) |
4 | 腎機能が気になる方へ | クレアチニン(eGFR) | 600円(税込) |
5 | 肝機能が気になる方へ | γGT・AST・ALT | 600円(税込) |
6 | 貧血が気になる方へ | ヘモグロビン・白血球・血小板 | 600円(税込) |
7 | 尿酸(痛風)が気になる方へ | 尿酸 | 600円(税込) |
8 | 前立腺の病気が気になる方へ | PSA | 1,200円(税込) |
9 | 肝炎ウィルスが気になる方へ | HBs抗原 HCV抗体 | 2,400円(税込) |
10 | 甲状腺の病気が気になる方へ | FT4・TSH | 2,400円(税込) |
備考 |
* 食後2時間以上経ってからの検査をお勧めします。 |
結果の解釈
血糖(糖尿病)が気になる方へ
血糖値は食事による影響を受けるため空腹時に採血をお願いします。ヘモグロビンA1cは赤血球に含まれるヘモグロビンと糖が結びついた糖化たんぱく質です。1~2ヶ月前の血糖値を反映して上昇または低下しますので採血前の食事の影響は受けません。
コレステロールが気になる方へ
LDLは悪玉コレステロールといわれ、血管壁に沈着し動脈硬化を引き起こします。HDLは善玉コレステロールといわれ、血管壁からコレステロールを取り除く役割があります。中性脂肪はエネルギー源として糖質が変化した脂肪で、多すぎると肥満や脂肪肝の原因となります。
尿酸(痛風)が気になる方へ
尿酸は高い状態が長く続くと、結晶化して関節に沈着し、急性関節炎(痛風)を引き起こします。腎臓にも障害を及ぼすことがあります。尿酸が高い方はプリン体の多く含む食品を控える必要があります。
肝機能が気になる方へ
γGTは肝臓や腎臓などでつくられる酵素で、肝障害の他にお酒の飲み過ぎや肥満などにより、高値となります。ASTとALTは肝臓でつくられる酵素で、肝臓の細胞が破壊されると高値になります。ただしASTは心臓、筋肉など肝臓以外の臓器にも存在するため、ASTのみが高値を示す場合は、肝臓以外の病気である可能性もあります。
肝炎ウイルスが気になる方へ
HBs抗原はB型肝炎ウイルスの感染、HCV抗体はC型肝炎ウイルスの感染で陽性になります。B型およびC型肝炎ウイルスに感染していても無症状のことが多く、放置すると肝硬変や肝がんの原因となります。
腎機能が気になる方へ
クレアチニンは筋肉細胞内でつくられ腎臓から排出(濾過)されます。腎機能が悪くなり排出が悪くなると血液中のクレアチニン値は上昇します。クレアチニン値は筋肉量にも影響するので推定糸球体濾過量(eGFR)は年齢、性別による筋肉量の違いを補正しています。
貧血が気になる方へ
ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ役割をもっています。貧血(ヘモグロビンが少ない)があると全身に酸素を十分に運ぶことができず、さまざまな症状が起こります。貧血の9割は鉄欠乏性貧血であるといわれていますが、その他にもさまざまな原因があり治療法も異なります。
前立腺の病気が気になる方へ
PSAは血液中にある前立腺に特異的なたんぱく質です。PSAが高い場合、前立腺がんの可能性がありますが、前立腺肥大症や前立腺炎でも高値になることがあります。
甲状腺の病気が気になる方へ
甲状腺ホルモン(FT4)は、全身の細胞にはたらきかけ新陳代謝を活発にします。したがってホルモンが出すぎると、脈が早くなったり、体温も上昇し、汗をかくようになります。反対に不足すると、脈が遅くなったり、体温は低下し、活気がなくなってしまいます。甲状腺刺激ホルモン(TSH)は甲状腺ホルモン(FT4)の量を調節するホルモンです。